膝は人間の体のなかでも、最も複雑で不安定な構造を持っています。歩行時には常に膝の軟骨に体重負荷がかかり、動きの中では支点として機能するため、損傷が起こりやすい部位です。
また、加齢とともに膝の軟骨がすり減り、膝を支える周囲の筋肉が弱くなるので、日頃のケアが大切です。
変形性膝関節症
階段の昇り降りや歩行姿勢、関節の老化によって膝にある軟骨が徐々にすり減ることで骨が変形してしまう症状です。骨折や靭帯損傷などが原因になることもあります。
立ち上がりや動き始め、歩行時に痛みが出たり、膝の曲げ伸ばしや正座が出来ないなどの動作制限を引き起こします。また、膝に炎症が起き、関節に水が溜まることもあります。
症状を和らげるためには、歩き姿勢を変えたり、筋肉を鍛えたりする必要があります。
膝半月板損傷
運動や日常生活において膝を捻ったり、過度に体重が加わった際に起こります。
前十字靭帯損傷に合併することもあります。
膝を曲げ伸ばしすると痛みと引っかかり感が生じます。ひどくなるとロッキングといって急に膝の曲げ伸ばしができなくなり、歩けなくなるほどの痛みを感じる場合があります。
また、炎症が起こって水が溜まることで腫れたり、関節内出血により血液が溜まることもあります。
オスグット病
10~15歳のお子さんで、サッカーやバスケットボールなどのボールを蹴ったり、ジャンプを頻繁にするスポーツをする方に多くみられます。
膝のお皿の骨が徐々に前に出てきて、痛みを引き起こします。時には炎症を起こしたり、赤く腫れ上がったりします。
症状が出た場合は、スポーツを休むと痛みが引きますが、動くとまた痛みが再発しますので早めに治療を受けることが大切です。
前十字靭帯損傷
膝には、前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靱帯、外側側副靭帯の4つの靭帯が存在します。
スポーツや外傷などの強い衝撃によって損傷しますが、力のかかる方向によって痛める靭帯が異なります。中でも一番多いのは前十字靭帯です。
痛めてすぐは、強い痛みや出血による腫れによって歩行が困難になります。
痛みや可動域制限が治ってくると膝の不安定感が生じてきます。
この不安定感を放置すると半月板損傷や軟骨損傷などが生じ、慢性的な痛みや腫れを伴うことがありますので整形外科や整骨院で適切な処置を受けましょう。
関節水腫
関節水腫は、膝の打撲や、膝靭帯損傷、半月板損傷、膝への負荷などにより関節に炎症が起こり、膝の動きを良くする関節液∗が過剰に分泌され、体に吸収しきれず溜まってしまう症状です。
※関節液は、関節内に分泌されている液体で関節の動きを良くする働きがありますが過剰になると水腫の原因になります。
O脚X脚
多くは、歩き方のクセなどの生活習慣によって発生します。片側のみ変形している場合は、病的なものやお怪我によるものが考えられます。
O脚は、両方の膝が外側に湾曲した状態です。左右の内くるぶしを揃えても、左右の膝の内側が接しないものをO脚と呼びます。
X脚は、両方の膝が内側に湾曲した状態です。左右の膝の内側を揃えても、左右のくるぶしの内側が接しないものをX脚と呼びます。
状態を少しでも改善するには、歩き姿勢を変えるたり筋肉を鍛えたりする必要があります。
膝関節捻挫
運動などにより膝に無理な力が加わり、痛みや腫れを引き起こすものです。ひどい場合は膝の靭帯損傷や骨折を伴います。
痛みを我慢して運動を行うと、靭帯の断裂に繋がることもあるので軽い痛みでもしっかりケアをする必要があります。
症状を改善させるためには、アイシングやテーピング固定を行うのがオススメです。
膝の打撲
膝を何かにぶつけた際に、痛みや皮下出血、腫れを引き起こすものです。
青黒く腫れてしまっている場合は、骨折や靭帯損傷の可能性があります。
症状を改善させるためには、アイシングを行うのがオススメです。
以下のような症状をお持ちの方が、当院で改善されています。
- 膝を曲げた時に痛む
- 膝を伸ばすと痛む
- 膝を捻ると痛い
- あぐらをかいた時に痛む
- 膝が痛くて正座ができない
- 体重をかけると膝が痛い
- 階段の昇り降りで膝が痛い
- 運動時に膝が痛い
- 痛みを伴うシビレがある
- 長時間同じ姿勢でいると膝が痛くなる
- 起床時に膝が痛む
- 温めると痛みが出る
- 冷やすと痛みが出る
- 安静にしていても痛む
- 膝に水が溜まる
- 膝を動かした時に音が鳴る
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こんな悩みをお持ちの方が、当院の施術で元気になられています