肩に痛みが出やすい理由

肩は、体幹と腕をつなぐ大きな関節で、2つの特徴があります。

ひとつは、人の体の中で、最も動く範囲が広い関節であること。
肩は人体の中で、一番動く範囲が疲労関節です
もうひとつは、重い腕を体幹につないでおくために、いくつもの筋肉が体幹から腕に伸びて、腕の重みを支えているということ。

大きく動く腕を筋肉で支えているので、どうしても筋肉や腱に負担がかかりやすいのです。スポーツや交通事故でケガをしたり、加齢にともなう痛みが出やすい場所なので、日頃のケアが大切です。

四十肩(五十肩)

特にケガをしたなどの明確なきかっけがないのに、肩に炎症がおきて腕が上がらなくなり、無理に動かすと痛みを伴う状態が四十肩です。
冷えると痛んだり、夜間痛といって夜間に痛んで眠れず、とてもつらいこともあります。

治すためには、マッサージや鍼灸で組織の正常化をはかりながら、体操などのセルフケアを行います。

体操のポイントは以下のとおりです。

四十肩のための体操のポイント
  • じっとしていても痛い、あるいは夜間痛がある時期は、体操は行わない(炎症が悪化することがあります)
  • 肩を全方向(腕を前後に振る、横に上げる)に、痛くないところまで精一杯動かす
  • 痛みをがまんして行うのはNG。痛くない範囲で、ゆっくりやさしく動かす
  • 体操をする前に肩を温めると良い

四十肩は症状がとれるまで一年以上かかることもあり長期戦になりますが、あきらめずに根気よく治療を続けましょう。

※ちなみに、四十肩と五十肩は、症状としては全く同じもので、特に区別はありません。

野球肩 (三角筋炎 – 腱板炎 – リトルリーガーズショルダー)

野球などのスポーツにおいて、投球動作のような「大きく腕を振る動き」を繰り返し行うことにより、肩に付着する筋肉や腱、骨が損傷し肩に痛みが生じるものです。
(水泳、テニス、ゴルフ等でも同様の症状が起こることがあります。それぞれ、水泳肩、テニス肩、ゴルフ肩と呼ばれます。ここでは一番一般的な野球肩という名称でご紹介します。)

野球肩になる主な原因は、肩への過度な負荷、肩周囲の筋力や柔軟性の不足、間違ったフォームなどが挙げられます。

野球肩

野球肩にはいくつか種類があります。その中でも代表的なものは以下の通りです。

1.インピジメント症候群

野球肩の中で最も多いのがインピジメント症候群です。

インピジメント(impingement)とは「衝突」の意。その名の通り、肩を使うたびに、腕の骨と肩甲骨がぶつかる事で生じる障害です。腕の骨と肩甲骨の間には肩の動きをよくする滑液包と腱板(棘上筋)があります。骨同士がぶつかると滑液包と腱板が間に挟まれてしまいます。それが繰り返し起こるとの部分に炎症が起き、肩に痛みが生じます。

インピジメント症候群になると腕を挙げる途中で肩が引っかかる感じや痛みを伴います。
特に腕を上げた際、60度〜120度の間が最も痛みを感じます。
また、夜間に痛むこともあります。

2.腱板損傷

腱板とは、肩甲骨に付着する棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉を指します。

様々なスポーツによって、これらの筋肉が切れたり、骨から剥がれたりすることにより痛みを生じる怪我を腱板損傷と呼びます。

夜間に痛みで目が覚めてしまったり、肩の上げ下ろしが困難になったりします。

3.リトルリーグショルダー(上腕骨骨端線離開)

主に小学生〜中学生に起こりやすい症状で、稀に高校生でも発症します。
過度な投球により、骨の成長に欠かせない成長軟骨が損傷することで痛みを生じる疾患です。

投球時や投球後、重いものを持とうと力を入れた時に肩に痛みが生じます。
放置をしておくと肩の成長障害にも繋がります。

4.肩関節不安定症(ルーズショルダー、動揺性肩関節症)

ルーズショルダーは、生まれつきのもの(非外傷性肩関節不安定症)と怪我によるもの(外傷性肩関節不安定症)に分かれます。

a.非外傷性肩関節不安定症

肩の周囲にある靭帯や関節包が生まれつき緩くなってしまっています。
それにより、肩が正常な範囲を超えて動いてしまい、本来なら傷付くことのない肩周囲の筋肉や靭帯などが傷つき、肩に痛みが生じます。
また、肩がはまっていない・抜けるような感覚(不安定感)を生じたり、投球時に肩が抜けるような感覚を出します。

b.外傷性肩関節不安定症

日常で転倒したり、スポーツのプレー中の接触によって肩を脱臼(又は亜脱臼)をしたことにより、肩につく靭帯や関節包が引き伸ばされて緩くなってしまうことで、肩の不安定感(肩が外れそうな感覚)が残ってしまった状態です。
また、関節周囲が緩くなってしまうことで、脱臼を繰り返しやすくなります。(反復性肩関節脱臼)。

外傷性肩関節不安定症にならないためには、脱臼後の正しい処置(適切な整復としっかりした固定)が欠かせません。

5.肩甲上神経損傷

過度な投球により、肩にある肩甲上神経が引っ張られたり、圧迫を受けたりすることにより、損傷してしまう症状です。

肩甲上神経を損傷すると腕を水平に上げようとしても上がらない状態が続いたり、肩の後ろ側に痛みが生じたりします。
症状が進行すると肩の筋肉が痩せていき肩甲骨が浮き出てきます。

肩甲上神経損傷は、肩関節不安定症(ルーズショルダー)に繋がる場合があります。
また、四十肩五十肩と診断され長期間治らない方もこの症状が原因の可能性があります。

これらの症状は、野球以外にもバレーボールやテニスなど肩を使うスポーツ全般、力仕事なども見られます。

放っておくと痛みが長引いたり、別の症状を引き起こしたりするので早めに整形外科や整骨院を受診し、治療することをオススメします。

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