交通事故に遭われた方へ
- ムチ打ちなど、事故の衝撃によるダメージは、適切なケアをしないと長期間お体に残りがちです。骨に異常がなくても痛みや重だるさがある方は、早めのケアが必要です。
- 当院では、一日も早く事故前の元気なお体に戻れるよう、痛めた筋肉や関節をきめ細やかに施術します。
- 交通事故専門の弁護士と顧問契約を結んでおり、示談交渉の際など、必要があればご紹介が可能です。
- 保険会社にどう対応して良いかわからない…など、お困りのことがありましたら、まずはお気軽にお電話でご相談ください。tel:03-5802-5515
『部分+全体』の施術で、事故前の元気なお体に
当院では交通事故後に起こる症状に対して、誠心誠意、施術させていただきます。
施術ポイントの確定は、筋肉的、関節的、運動学的、解剖学的、生理学的な視点から行います。
施術は、部分療法と全体的療法を併用します。
なぜなら、お体のどこかに痛みがあると、それをかばって体全体の使い方が変わるので、お体の別の部分にも影響が出てしまうからです。特に、交通事故では、衝突などの衝撃がお体に加わっているので、影響が出やすいと言えます。部分だけでなく、全体の施術を受けることがとても大切になります。
例えばヒザを痛めた場合は、ヒザだけ対処すれば良いのではなく、ヒザをかばって腰や股関節に痛みが出やすい状態になっているので、先回りしてケアすることが重要なのです。
関節の調整の際には「ボキボキ」という矯正は行いません。状態に応じて静かに動かしますので安心です。
施術の流れ
初めてのご来院時は、以下の流れで施術させていただきます。
1) 問診表のご記入(約10分)
2) 問診(約10~15分)
3) 原因精査(約10~15分)
4) 施術方針、お体の状態の説明(約5~10分)
5) 施術(約20~30分)
※2回目からは20~30分ほどの施術を行います。
※症状に合わせて、最適な通院ペースをご提案させていただきます。通院ペースどおりのご来院が、症状改善へのカギです。
注意点
水分摂取について
施術で筋肉から排出した老廃物を対外に出しやすくするたに、施術の前後に充分に水分をとりましょう(院内のウォーターサーバーをご利用ください。冷水より白湯がおすすめです)。
また、水分不足は筋肉を硬くさせる要因のひとつです。日ごろからカフェイン、糖分、人口甘味料などを含まない水分を多めに摂っていただくようお願いいたします
※施術後には、一時的に尿の色が濃くなる場合がありますが、老廃物が排出されたものとお考えください。ご心配ありません。
好転反応について
筋肉施術を行った場合、一時的に痛みが増す場合がありますが、好転反応(筋肉が良くなろうとする反応)の一種で、筋肉が生まれ変わるサイクル(72時間程度)とともに楽になりますので、ご心配なさらないでください。痛みがそれ以上続く、耐え難いほどの反応が出てしまった、といった場合はすぐに当院にお電話ください。対処法をお伝えするとともに、次回の施術は様子を見て調節しながら行います。
※明日は大事なプレゼンなので症状が強くなっては困る・・・といったご都合がありましたら、事前に術者にお申し出ください。
食事指導、トレーニング指導について
当院では、責任をもって患者様の症状によりそい、施術以外にも日常生活のアドバイスもさせて頂きます。必要に応じてトレーニング方法や、姿勢の注意点などをお伝えするこがございますので、症状の改善のために出来る限りのご協力をお願いいたします。
院長体験記 ~交通事故の経験から、現在の施術法にたどりつくまで
交通事故に合われた方へ、心よりお見舞い申し上げます。鍼灸整骨院ホスピスト 院長の岩間と申します。
突然の事故に遭ってしまったことで、お体の不調だけでなく、精神的なショック、お仕事やご家族への影響、今後の見通しへの不安など、さまざまなことが一気に押し寄せて大きなストレスを感じておられることと思います。
実は、私も過去に車にはねられたり、追突事故、側面衝突、バイクによる転倒事故等、交通事故を何回か経験しております。数年間はなかなか抜けないムチ打ちなどの辛さに悩まされ、また事故を経験した人に特有の複雑な症状がいくつも重なって続いたこともありました。
その時、施術家のはしくれという事もあり、さまざまな施術体験をしました。
例えば…
- 痛み止めの投薬
- 指圧、マッサージ、足つぼ
- 冷・温湿布
- 吸角療法
- 電気療法
- ストレッチ
- ヨガ
- PNF(固有受容性神経筋促通法)
- カイロプラクティック、整体
- ヒーリング
- はり灸
- レイキ療法
などなど… このように実際に体験をしてみると、世にあるたくさんの施術法には互いにいくつかの共通点があり、以下のように分類することができると考えるようになりました。ある時期はこの施術法が効くのに、別の時期には効かない・・といったこともありました。
- 痛い場所だけを扱う部分的な施術/全身を整えるための施術
- 今ある痛みを取る即効性のある施術/根本から治すために長期的視点でみる施術
- 骨、関節へのアプローチ
- 筋肉へのアプローチ
- 気の流れ、神経の流れに着目したもの
- 血流の改善を重視したもの
- 骨格のバランスを重視するもの
- 精神面へアプローチしようとするもの
このような自らの体験を活かしながら、臨床で22年以上、たくさんの患者様を施術し、その施術経過を目の当たりにして来ました。
その結果、当院では以下のような施術方針にたどりつきました。
- 今ある痛みを速やかに軽減させながら、最終的には根本からの治癒を目指す。
- 部分療法と全体的療法はどちらも重要なので、併用する。
- 施術は、事故で傷ついた筋肉、関節、神経を正常に戻すことを主眼に置き、解剖学・生理学・運動学知識に基づいて行う。
つまり、複雑な交通事故の痛みはひとつのアプローチにとらわれてしまうと改善できない場合があるので、私たちの持てる力を総合的に使って、最短で、しかし根本から改善ができるよう最善をつくす、ということになります。
また、お体の痛みの改善はもちろん、自賠責保険や保険会社とのやりとりに必要な知識なども豊富です。分からないことは、おひとりで悩まずに、ご遠慮なくご相談いただければ全力で対応させていただきます。分からないことは、きちんと調べてお返事させていただきますので、ご安心ください。
患者様が一日も早く交通事故の痛みやわずらわしさから解放され、元気な毎日を取り戻すことができるよう願っております。
ステップ1:アイシング、または温熱を行います
事故で衝撃を受けた直後で、腫れや熱感などの炎症反応がみられる場合はアイシングを行います。
※炎症反応がある場合、一般的には冷やしますが、冷やさずに光線療法などを用いた方が良いケースもあります。
安静が必要と判断した場合には、テーピングやギブス等で固定をします。
※固定するのは仕事等に支障が出るので避けたいという方は、症状の回復は緩やかになりますが、できるだけ動きを制限しないようにしながら筋肉を支えるテーピングをするなど、ご相談しながら行いますのでご安心ください。
ステップ2:表層筋のもみ療法+温熱
炎症が治まり、触ってもよい状態になったら、痛めている筋肉に対するもみ療法をスタートします。筋肉は場所によって層になっていて、一度に全ての筋肉に触れることは出来ません。もし、表層の筋肉を無視していきなり深層筋に触れると、表層の筋肉を痛めてしまうことになります。また、筋肉の緊張が強いと表層の筋肉は固まってしまい、どんなに強く押しても奥の筋肉には触れられないこともあります。ですから、深層の筋肉をねらう場合でも、表層の筋肉を揉みほぐしながら、時間をかけて深層へとアプローチしていきます。
もみ療法の後は筋肉を温めます。筋肉をさらにゆるめると共に、血流を良くして老廃物が出やすくなるようにします。
※施術の前後に白湯か水を飲むと老廃物が出やすくなりますので、待合室のウォーターサーバーをぜひご利用ください。
※ショウガや根菜類など、体を温める食材を積極的に採り、お身体の中からも完治に向けてアプローチしていきましょう。
第3段階
ステップ3:深層筋と関節を正します
表面の筋肉がほぐれて柔らかくなったら、深層部のもみ療法を行います。深層部の筋肉は、数ミリずれると骨に触れたり、触れるだけでも難しい場所がありますので、痛みが少ないようにゆっくりじっくり触れていきます。
筋肉施術後に痛みが増加しないことが確認できたら、関節に対する施術をスタートします。
※骨や関節は筋肉によって動きますので、筋肉の症状が強い、あるいは姿勢が悪いのに骨や関節だけを矯正しても、すぐに元に戻ってしまいます。ですから、ここまでのもみ療法や生活改善で、本来のお身体の状態を取り戻しておく必要があります。
ステップ4:全身を調整します
症状が軽減して、ゴールが見えてきましたら、全身の筋肉と骨格のバランスを整えます。事故による痛みをかばって生活を続けて来たお体には、本来はなかったゆがみが発生しています。ボキボキせず、筋肉をゆるめることで、おだやかに全身の骨格を調整します。
ステップ5:最終チェック
次の7つのテストを行い、お体が元に戻った、あるいは今後は自然に元に戻ると予測できる状態になっていれば施術完了となります。
1) 筋圧迫テスト
⇒筋肉を圧迫したときの痛みや違和感の有無を確認します
2) 筋、関節に対する負荷テスト
⇒関節に負荷をかけたときの痛みの有無、関節の動く範囲が正常かどうかを確認します
3) 複数の自動運動による痛みの誘発テスト
⇒ご自身でお身体を動かしてみたときの痛みの有無を確認します
4) 脱力して、施術者による関節運動による痛みの誘発テスト
⇒ 自分では動かせない関節を動かしたときの痛みの有無を確認します
5) 骨格バランス
⇒ 背骨、骨盤を中心に骨格のバランスがとれているか確認します
6) 自律神経症状が消失していること
⇒ 頭痛、異常な熱感、痺れなど、神経的な症状がとれているか確認します
7) 2週間施術を受けずに生活してみて、症状が出現しないことを確認します
※施術期間内に本来のお体に戻る場合もあれば、施術期間が終わった後に月日をかけて少しずつ元に戻って行く場合があります。
示談する前に、必ず治しておくべき3つの異常とは?
目に見えるキズや、骨折がない場合でも、交通事故後、
体の内側では次の3つの異変が起きています。
- 筋肉・関節がダメージを受け、『首、腰などに痛みが発生』
- 関節の動きが制限され、『普段どおりに動けない』
- 交通事故の後、痛みをかばって生活することで、『骨格が歪む』
整形外科で『骨に異常なし』と言われても、
首や腰の痛みに悩まされる方が少なくありません。
これは、レントゲンには写らない、筋肉や関節へのダメージが原因です。
いわゆるムチ打ち症(頸椎捻挫、頚部捻挫)などがこれに当たります。
また、『首が痛くて後ろを振り向けない』
『ハンドルを握っていた、右の肘が完全に伸ばせない』など、
関節の動きも制限されるので、普段どおりの動きができず、日常生活に影響が出てしまいます。
こうした交通事故特有の筋肉や関節の症状は、
しっぷや痛み止めだけの処置では、なかなか改善しません。
放っておくと、しつこい痛みが残り、
頭痛が出やすくなったり、天気が悪いと首や肩が痛む、
といった後遺症に悩まされる体になってしまうこともあります。
当院のスタッフは、このような筋肉や関節の症状を改善するための専門家です。
病院で『痛み止めを飲んで様子をみましょう』と言われたけれど、
痛みが取れなくて困っている…という方は
少しでも早く、当院にお越しいただくことをおすすめいたします。
また、骨折や脱臼の応急処置とリハビリも行っています。
整形外科との併用や、転院も可能ですのでお気軽にお電話ください。
また、事故後、数週間~数か月と痛みをかばって生活していると
体の重心バランスが狂い、骨格に歪みが生じます。
当院では、骨盤矯正の技術を活かして、崩れた骨格を元通り修正しますので、事故前と同じ、元気なお体を取り戻していただくことができます。
施術の限界
施術者に万全・万能は永遠になく、常に発展途上であると考えております。当院も然りです。
もちろん、私たちの全身全霊をかけて施術させていただきますが、それでも思うように効果が得られない場合がございます。
当院における施術能力の限界の目安は、施術をスタートしてから、最低でも週3回以上の施術を続けさせていただいて、3ヶ月たっても症状が全く軽減しない場合です。そのような場合は、当院における施術能力ではお身体の症状を変化させられないものと判断し、転院をお奨めしています。ご紹介もいたします。
なぜ3ヶ月かと言いますと、人体の細胞の80%以上は90~120日で入れ替わると言われているからです。お身体にアプローチをかけてから約90日たっても全く変化が無い場合は、それ以降の変化も認められないと思うのです。
90日は期間的に長い、と感じる方もいらっしゃると思いますが、投薬を行わない施術法ですのでご理解いただきたいと思います。
症状、対処法などについて
- 病院でレントゲンを撮ってもらい「骨には異常なし」と言われたのに痛みが取れません。 何が原因でしょうか?
- 骨に異常がないのに痛みがあるという場合の多くは、筋肉の硬結(硬くなること)や損傷が原因です。交通事故では、急な衝撃によって全身の筋肉が急激な防御反応を起こしてギュっと硬くなります。その結果、周辺の神経が圧迫されて痛みが発生します。当院では、手技療法を中心とした施術によって、硬くなった筋肉と関連する筋肉をていねいに施術して、正常な状態に戻していきます。また、肉なばれなど、硬結以外の症状でも、圧迫固定をはじめ適切な処置を行います。
また、痛みがあるために関節を動かせない時期が続くと、関節の動く範囲が狭くなってしまいます。これを普段どおり動かそうとすると、激しい痛みが出る場合があります。
当院では、運動療法、関節の調整などを行って関節を正常な状態に戻していきます。(詳しい施術内容については、こちら)
- 頭痛や目まい、吐き気などの症状も改善したいのですが。
- 神経症状や、内科系の症状については、光線療法やはり灸で対応させていただくことができます。頭痛についても、手技療法やはり灸によって効果的な施術を行っております。必要に応じて、病院の受診をおすすめすることもございます。紹介状もご用意させていただきます。保険会社の担当者様から「はり灸は保険適用にならない」と言われるケースもあるようですが、医師の同意書があれば自賠責保険内で施術ができる場合がほとんどです。はりをご希望の方はお気軽にご相談ください。*誠に勝手ながら、現在はり灸のご提供をお休みしております。平成28年4月頃から再開の予定です*
- この痛み、温めたら良いのか冷やして良いのかわかりません。
- 事故後、初期の段階では、患部を触ると熱くなっている場合があります。このような場合は、熱感を取り、痛みを抑えるために冷やします。症状により異なりますが、熱が消失するまでの1日~5日程度は冷やした方がよいでしょう。その後は積極的に温めたり、マッサージを行うことで患部の血行を促進します。血液中には、回復に必要な成分が含まれていますので、血流を良くしてあげることで回復を助け、早めることができます。
熱感があるか分からない、といった場合、温めるか冷やすかの簡単な見分け方は、実際に5分ほど温めてみることです。お風呂に5分間首までしっかりつかってみて、痛みが増さずに楽になるようでしたら、温めてください。逆に痛くなるようでしたら、もっとしっかり冷却が必要です。
- 電気施術や運動療法が苦手なのですが大丈夫でしょうか?
- 早く治すためには運動療法が最適な場合もございますが、どうしても難しいという方には、別な方法を提案させていただきますのでご安心下さい。また、 電気療法については、当院では一般的にイメージされる低周波施術器は使いません。必要がある場合のみ、痛みや刺激が少ない超音波施術器(おなかの中を見るための超音波と同類の器械です)を主に使いますので、ビリビリといった刺激がなく施術を受けられます。
保険や、保険会社さんとのやりとりについて
- Q1 保険会社さんに、整形外科に加えて近所の整骨院にもかかりたいと言ったら、「整骨院では自賠責保険は使えませんので、行かないでください」と言われたのですが・・・
- 名称に「整骨院」または「接骨院」と書かれている院は、国家資格者である「柔道整復師」が施術を行う院であり、その費用は自賠責保険で保障されます。国家資格でない「整体」や「カイロ」などは保障されません。担当者の方が混同されている可能性もありますので、「柔道整復師による施術を受けたいのですが」と、しっかりと確認されると良いと思います。
- Q2 整骨院に通えば、もう整形外科には行かなくて良いですか?
- 医師による経過観察を受けるために、必ず整形外科の通院は続けてください。整形外科に通うのをやめると、保険会社さんに「交通事故による痛みはもう良くなった」と判断され、整骨院における施術も打ち切られてしまいます。
また、これは非常に大切なことですが、万が一後遺症が残った場合は、保障を受けるために後遺障害認定の申請をすることになります。その際に必要な後遺障害診断書は、医師に書いてもらわなければなりません。定期通院をしていなかった場合は、お医者さんは、あたなの痛みが交通事故による後遺症なのかが判断できないので診断書を書くことができず、あなたは後遺障害認定の申請ができなくなってしまいます。
お仕事などで忙しい中通院の時間をつくるのはとても大変なことですが、ご自分の身を守るためですので、がんばって医師の経過観察を受けましょう。
- Q3 週に何回くらい施術を受ける必要がありますか?
- 痛みの強さやその他の条件によって異なりますので、おひとりおひとりの状態にあわせて最適なご通院ペースをお伝えします。 目安としては、 初診から2週間程度はできる限り毎日、その後1~3ヶ月は週3回、というペースになります。また、長時間のデスクワークや立ち仕事を避けることが出来れば改善は早くなりますが、多くの場合はお仕事を休む訳には行かないと思います。ですから、「施術を受けて3歩進み、お仕事の負荷で2歩下がっても、また施術を受けて3歩進む」、という具合に、一歩ずつ進んで行きます。
そのためにも、こまめに、定期的にご通院いただくようお勧めしております。薬は処方どおりに定期的に飲まなければ効果が出にくいものですが、施術も同じです。
事故にさえ遭わなければ、貴重な時間を使って、整骨院に行く必要もなかったのに・・・と口惜しいお気持ちになることもあるかも知れません。だからこそ、様々な不都合を償うために通院慰謝料が設定されていたりもするのです。しばらくの間は大変かも知れませんが、しっかりケアをしておかれることが、その後の長い人生を元気なお体で過ごすために大切ではないでしょうか。
受付時間とアクセス
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このような方が来院されています
悩みをお持ちの方が、当院の施術で元気になられています