院長体験記 ~交通事故の経験から、現在の治療法にたどりつくまで
交通事故に合われた方へ、心よりお見舞い申し上げます。鍼灸整骨院ホスピスト 院長の岩間と申します。
突然の事故に遭ってしまったことで、お体の不調だけでなく、精神的なショック、お仕事やご家族への影響、今後の見通しへの不安など、さまざまなことが一気に押し寄せて大きなストレスを感じておられることと思います。
実は、私も過去に車にはねられたり、追突事故、側面衝突、バイクによる転倒事故等、交通事故を何回か経験しております。数年間はなかなか抜けないムチ打ちなどの辛さに悩まされ、また事故を経験した人に特有の複雑な症状がいくつも重なって続いたこともありました。
その時、治療家のはしくれという事もあり、さまざまな治療体験をしました。
例えば…
- 痛み止めの投薬
- 指圧、マッサージ、足つぼ
- 冷・温湿布
- 吸角療法
- 電気療法
- ストレッチ
- ヨガ
- PNF(固有受容性神経筋促通法)
- カイロプラクティック、整体
- ヒーリング
- はり灸
- レイキ療法
などなど… このように実際に体験をしてみると、世にあるたくさんの治療法には互いにいくつかの共通点があり、以下のように分類することができると考えるようになりました。ある時期はこの治療法が効くのに、別の時期には効かない・・といったこともありました。
- 痛い場所だけを扱う部分的な治療/全身を整えるための治療
- 今ある痛みを取る即効性のある治療/根本から治すために長期的視点でみる治療
- 骨、関節へのアプローチ
- 筋肉へのアプローチ
- 気の流れ、神経の流れに着目したもの
- 血流の改善を重視したもの
- 骨格のバランスを重視するもの
- 精神面へアプローチしようとするもの
このような自らの体験を活かしながら、臨床で20年以上、たくさんの患者様を施術し、その治療経過を目の当たりにして来ました。
その結果、当院では以下のような治療方針にたどりつきました。
- 今ある痛みを速やかに軽減させながら、最終的には根本からの治癒を目指す。
- 部分療法と全体的療法はどちらも重要なので、併用する。
- 施術は、事故で傷ついた筋肉、関節、神経を正常に戻すことを主眼に置き、解剖学・生理学・運動学知識に基づいて行う。
つまり、複雑な交通事故の痛みはひとつのアプローチにとらわれてしまうと改善できない場合があるので、私たちの持てる力を総合的に使って、最短で、しかし根本から改善ができるよう最善をつくす、ということになります。
また、お体の痛みの改善はもちろん、自賠責保険や保険会社とのやりとりに必要な知識なども豊富です。分からないことは、おひとりで悩まずに、ご遠慮なくご相談いただければ全力で対応させていただきます。分からないことは、きちんと調べてお返事させていただきますので、ご安心ください。
患者様が一日も早く交通事故の痛みやわずらわしさから解放され、元気な毎日を取り戻すことができるよう願っております。